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岡山での雲の旅 終幕!紹介と感想

最初の記事は、私の地元岡山でこんなイベントをやっていました!という紹介をさせていただきたいと思います。

歴史好きの取り留めのない感想を綴っておりますので、ゆるっと見ていただけますと幸いです。

岡山カルチャーゾーン40周年記念 3館連携展示

雲の旅〜備前の名刀を追って〜

岡山城・林原美術館・岡山県立博物館で開催されていた記念の展覧会が、11月30日をもって終了いたしました👏

鵜飼派と呼ばれる刀工集団の刀剣を中心に、作風が似ているといわれる青江派や来派と比較しながら見ることができる展覧会でした。鵜飼派を取り上げた展覧会はこれまであまり無かったので、とても貴重な機会だったと思います。

地元岡山での大きな刀の展覧会、しかも刀剣乱舞onlineとのコラボレーション企画ということで、何度か足を運ばさせていただきました。

刀剣乱舞は大好きなコンテンツで、様々な刀剣をキャラクターと結びつけながら知ることができるので、プレイしたことのない方はぜひ遊んでみて欲しいです。キャラクターも多いので、推しが見つかるのではないでしょうか。

元々日本の歴史や文化財が好きで学芸員の資格を取りましたが、刀剣乱舞に出会いより日本刀の世界に深く潜り込めた気がします。とは言っても、全然まだまだ勉強中なので、もっと色んな刀を見て学んでいきたい所存です。

そんな刀剣乱舞と地元岡山でのコラボ!

やっぱり岡山の歴史って面白い!たくさんの人に知ってもらいたい!と思い、何振りか印象に残った刀剣を、個人的な感想を交えながら紹介したいと思います。

最初に、鵜飼派の簡単な紹介から。

鵜飼派は鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて活躍した、備前国の刀工集団です。宇甘郷(うかいのごう)を拠点にしたことから、鵜飼派と呼ばれています。また、「雲生」「雲次」「雲重」など、刀工の名前に「雲」の字がつくことから、雲類とも呼ばれます。オシャレですよね☁️

岡山城での展示は、まず雲生と雲次が並んで迎えてくれたのが印象的でした。岡山城が所蔵されている雲生と広島城が所蔵されている雲次。

雲生は、スマートで上品な印象でした。小板目肌の地鉄に、乱れ映りが見どころです。

雲次の方が少し身幅が広く、磨上げられているのがよく分かります。「磨上げ」とは、所有者や外装に合わせて、持ち手の部分である茎(なかご)の先から切り詰めること。

もう1つ、雲生と雲次を見る上でキーワードになってくるのが、「逆足」です。刃文の中に、刃先に向かって白っぽくでこぼこと伸びている鉄の粒の集合を「足」と呼びますが、これが刃先に向かって斜めに伸びています。これが「逆足」。今回展示されていた雲生・雲次にも確認できました。

岡山城では、雲類と来派の刀を見比べることができて、地鉄の板目肌の雰囲気が似ているなと感じました。同じスペースで見比べられるのって楽しいですね。行ったり来たりしてしまいました。

2箇所目、岡山県立博物館では、朱銘 雲次を見ることができました。

明治の研師・鑑定家の本阿弥光遜によって雲次の作と極められ、朱漆で銘が記された一口。本阿弥家の方々によって「この刀工が打った刀だ」と鑑定され、金象嵌を施された刀は見たことがありますが、朱色はあまり見たことがなかったので面白かったです。

3箇所目の林原美術館では、雲重の刀が記憶に残っています。

雲生・雲次と比べて、とても厚みがあり互の目の刃文が華やかな印象。より「斬る」ことを意識しているように感じました。南北朝の戦の時代だからでしょうか。

林原美術館では、後半に青江派の展示があり、こちらも見比べられる構成でした。鵜飼派と青江派は作刀地が近かったんですよね。青江派も「逆足」を見ることができました。違いで言うと、青江派の方が匂(刃文と地鉄の境目にある粒子が細かく見える部分)が明るく見えるところでしょうか。

さて、個人的に印象に残っていることを紹介させていただきました。

岡山、本当に刀剣の国なんです。備前刀は現存している日本刀の大部分を占めていて、今回取り上げられた鵜飼派や青江派、有名どころだと長船派、一文字派などなどたくさんの刀工が作刀をしていた場所です。

岡山カルチャーゾーンでもそれを感じることができますし、少し足を伸ばした長船刀剣博物館では、実際に現在の刀工の方が作刀されている鍛刀場も見ることができます。刀剣好きで、まだ行かれたことのない方はぜひ!長船派や一文字派を中心に、その時期の企画展に沿って様々な名刀を見ることができます。

今回、自分の生活圏である岡山カルチャーゾーンで、大規模な刀剣の展覧会が開催されて、とても嬉しかったです😆また、このような機会があれば通いたい、、、

今後も面白かった展覧会や史跡について、綴っていきたいと思っています。

お読みいただき、ありがとうございました!